HGUC1/144 最も安い バーザム ヴァースキ隊機(全塗装完成品)

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商品情報

製品: バンダイ HGUCシリーズ
サイズ: 1/144スケール
使用頻度:2024.05/06完成 バーザムを「ジョニーライデンの帰還」のヴァースキ隊カラーにて仕立てたものです。劇中の物語が宇宙に移行してイングリッドやヴァースキ隊がペガサス級ブランリヴァルを母艦として活動を始めた際に、宇宙用の機体として配備されるプランのひとつとして出ていた機体、あるいは同艦に搭載・編成される部隊機として計画された ~という伏線の考察。 今回も読者兼モデラーによる深読みの産物です。もしまたティターンズゆかりのこんな機体が配備されていようものなら「議長、これは冗談が過ぎますな」とか文句言うセリフがでること間違いなし。イングリッドもうひゃうひゃ笑い転げるというもの。楽しんでご覧ください。昨年も同じようにバーザムを出品していましたが配色などを考え直しましたので以前とは肩から腕にかけた部分などでまた別物になっています。ネタ扱いの作例ではありますがマークツーを作るのと同様、メカとして大真面目に作っています。そして今回もエンブレムにはもちろんヴァースキ隊「黒ヘビ」のほか、私の出品作例では定番になっているブランリヴァル搭載コード「BR」などを使用しております。
キット構成への工作点頭部のラインモールド類を彫り直し。 スミ入れ塗料を定着させやすくするための常套工作。 具体的には耳まわりのラインを彫りつけ頭部のブレードアンテナを先端鋭利化。ぜい肉フラッグを切り落とし、前面からの先端にかけてを削り込むかたちに仕上げています前腕部のブルー部を合わせ目処理。 合わせ目の接着・削り落とし処理はわたしの出品ではデフォルトなのですが、組立説明書等にある立ち姿の完成作例をみてみたところこの箇所のパーツ分割ラインはそのままになっていまして、ほかの出品者さんの作例にも分割ラインが消さずに仕上げられていたり。 ここは設定上どうなっているのかどうにも判断つけづらいものなのでパーツから判断。 ビギナー救済造形でミゾのラインを残す彫りつけもないようなので消すこととしました。 手首周り(ホワイト)と装甲(ブルー)とヒジ関節フレーム(ホワイト)の色違いな3部位が挟み込み構造になっているためとにかくやりづらいです。これらのパーツはかなりスリムで繊細な可動部どうしなので傷つけないように処理するのは結構な難所。マスキングテープも入らないような隙間をカバーせねばならなかったりしますもので、手法としては先にマスキングをすませた各部をあとから接着し、合わせ目処理・塗装を終えたのちにテープを隙間から抜き取る ~といった工夫でしあげています。  また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作とステンレス針を打ち込んでのピン打ちリベット追加工作もおこないました(彩り追加の工作)。
全体の基本的な製作は 各部接着を経ての合わせ目処理&パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装(つや消しコート含む)。 ガンプラを完成製作させるスタンダードな工程でおこなっています。 スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はグレーまたはブラウン系を使用しています。 スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。

塗装パターンは単行本掲載カラー画のヴァースキ版マークツーを参考。 昨年にも同様にヴァースキ隊カラーのバーザムを出品していましたが配色パターンを再度考察し変更点もあり。 部位単位の役割ごとに配色を引き継ぐパターンであてはめています。ブルー部  頭部、四肢の外装ダークブルー部  胸部中央から腰まわりを覆う外装、足首ホワイト部  頭部アンテナ、上腕部、フレーム類グリーン部  ノズルまわりピンク    カメラアイ系統  というヤザンのハンブラビカラーのパターン。  コクピット部にみえる腹部の突起がレッドになる 等は別機首との見た目の統一優先であてはめています(バーザムのコクピットの位置は別なので)。銃器類は機関部・銃身・外装とでツートーン化するなど配色細分化。銃口のブレード部をホワイト化してあるのはカトキメカっぽく見せたい私の趣味。ビームサーベルの色についてはバーザムがもともとティターンズカラーなおかげでヴァースキ隊カラー純正色のクリアーイエロー品。それをお約束のグラデ塗装仕上げに仕上げてあります。足裏のツメ部はスターブライトプラスでゴールド仕上げ。フレームや関節類の塗装にはグレーではなく調色したガンメタルを使用。純色シアンを混ぜてのブルー寄りのガンメタル。 これらメタル系は外装部と違いクリアー表現です。
以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)ブルー(明)  風蒼(かぜあお)100%  ハイライト面にホワイトを足して明るくしたものを使用ブルー(暗)  ウルトラブルー80% ブラック20% シャドー部にはブラックで暗くしたものを使用ホワイト部  ホワイト90%  ミディアムブルー10%  シャドー部にはミディアムブルーでさらに暗くしたものを使用グリーン部  メカトロウィーゴカラーれもん80% エメラルドグリーン20%レッド部  スカーレット60% ブライトレッド35% ホワイト5%ブラック部   ブラック70%  ホワイト30%    関節などのガンメタル部  シルバー60%  純色シアン20%  ブラック20%ゴールド部  スターブライトプラス100%ビームサーベル    発生部 ホワイト100%→全体 蛍光イエロー100%→先端 蛍光ピンクを混ぜてオレンジ寄りに  のグラデーションパターン
細部に使用した市販品デカールは主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。 ブルーやブラック等の濃い発色がほとんどなのでホワイトの書体を多用しています。胸部の右肩寄りと右脚の大腿部にあるナンバリング「5」はTRデカール。そのほか一部でクラウドデカールとベルテクスデカールも導入して細部表記に使用してあります。
自作品の水転写デカールも数種を使用。  クリアデカールにレーザープリンターで印刷したもので水ににじむ心配なく使用できるものです。 定着にはかなり強めな軟化剤(10秒もつけるとデカールが溶解するスーパーハードタイプ)を使用。  1. 地球連邦軍「E.F.S.F」(ブラック)表記。  汎用性がこのうえなく高いので独自にテキストからデータを描きだして加工・編集し自作したもの。 使用箇所は  両肩に配したエンブレムの上部/右脚側面2.ヴァースキ隊の部隊章「黒ヘビ」エンブレム。「ジョニーライデンの帰還」劇中に登場する機体に使用されているもので作品の人気全体の何割かを担っているのではないかというほどに評判の部隊章。 剣に黒いキングコブラが巻き付いているデザインです。 例によって単行本掲載のエンブレム一覧から原画をとり、データ化したうえで発色や細部の粗などを編集したもの。 使用箇所は 左肩前面/左前腕/右スネ側面3.ヴァースキ隊の母艦であるペガサス級ブランリヴァルの搭載艦コード表記「BR(BLANC RIVALL)」。 表記は公式資料から抜粋。ネェルアーガマやラーカイラム等の市販品デカールになぞらえたかたちにデザインしたものです。 使用箇所は 右肩前面/右前腕/左脚スネ側面4.アナハイムエレクトロニクス「AE」(ブラックorブルー)。 使用箇所は 上腕部側面/右脚スネ側面/左脚ヒザ側面5.連邦十字章(ブラック)。 以前ナイトシーカー等を出品していた際に闇夜の空挺部隊になぞらえて作成してあったデザイン。 製品版デカールなどの定番ではイエローになりがちなの連邦軍マークの十字章をブラックにして下部に部隊の認識コードらしき数字の羅列(肉眼で読めるサイズではない)を追加したもの。 使用箇所は胸部前面の左側6.関節可動部警告表記BEWARE・CAUTION レッド表記の噴射警告 など諸々のお約束デザイン(歴代の自作デカールの累計)。製品版には無いデザインやカラーを使うため、前述したエンブレムのようなシンボル的なものだけでなく関節まわりの目立たせる警告表記などに多用しています。
機体各所にビーズ工作及びピン打ちによるメタル調細部ディテール工作もしてあります。色はゴールドメッキとシルバーメッキ。サイズは1.5mmと2mm。  装着する箇所の配色別でゴールドとシルバーの使用選択をおこなっています。ピン打ちリベット工作に使用しているのは有頭5号針(針の軸側0.6mm)です。針の太さとドリル開口穴のサイズをあわせ、接着なしにスナップフィットさせて固定しています
機体本体以外の付属品は
ビームライフル   銃身が腕部の外側に配置されたバーザム特有のビームライフル。見た目と異なり腕部に固定されているわけではなく、側面から出た可動フォアグリップのようなものがメインの保持グリップになっています。 銃身後部からケーブルにあたる有線のパーツを肩に連結した形状にすることもできます。 左手に装備することも可能ですが銃身は上下が逆さまになりますビームサーベル×2   グリップ収納箇所は前腕にあり露出させられる可動構造がありますが、発生/収納 の両状態で伸縮するグリップの設定なためそれぞれ専用の別パーツになっています(収納型×2/ビーム発生状態×2)。  バルカンポッド   マークツーと同様に外付け式バルカン砲。造形に若干の違いあり。ヘッドホンのように頭部にかませて装着します手首バリエーションは  武器保持用兼握り拳(左右)/平手(左右)  全合計4個になりますホイルシール(未使用)組立説明書  
以上です。バーザムは商品化されたのがかなり後発であり、ガンダムファンの大衆意見でも「はやく商品化して欲しい」と言ってもらえる優先順位が低かったようです。 高名なパイロットが乗っていたという劇中資料もほとんどなく人気がないのは間違いないでしょう。 しかしキット化が後回しにされたおかげでフレームむき出しの複雑な造形を手抜き構造もなく再現しているうえ、コストダウンの全面キャップレス化(水星シリーズとか)などはされておらず関節のきしみもございません。 張力スチロール材も使用された柔軟な脚部の動きなど年式の新しさに満ちています。キット資材としてのプライスはマークツーよりもバーザムのほうが高額なのですが、機体としての人気からくる需要は作った側としても察しつきますので、価格差は同日出品したマークツー(5/12落札されました)よりも低めに設定しております。「ジョニーライデンの帰還」を読みヴァースキ隊の考察をやめられなくなった方々の想像の糧としてどうぞ。

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