この手彩色が帝室印刷所発行の正規品であることを裏付ける書誌情報は見つかりませんでしたが、現物の彩色の質の高さから、「予約購入者が好みの図版の彩色を特注できたのでは」という以下の推測は正しいと思われます。もしそうだとすると、ほぼ一点物ということになります。 The fact that production took almost twenty years, the work being issued inlivraisons, with the subsequent vagaries of binding, means that each copy differso a certain extent. This is particularly so with reference to the coloured plates. It mayhave been the case that subscribers were allowed to make their own choice pickingplates at random from each section, although the geological plates seem always to becoloured... (Koller Auktionen目録 https://onl.sc/Ahpnsqy pdfファイルです)
ジュール=セザール・サヴィニー(Marie Jules Csar Lelorgne de Savigny、1777年4月5日1851年10月5日)はフランスの動物学者である。ナポレオンのエジプト遠征の学術調査団に参加した学者の一人で、1809年の報告書の執筆に参加した。
プロヴァンスに生まれた。16歳で故郷を離れ、セーヌ=エ=マルヌやパリで学んだ。植物学に興味を持ち、パリ自然史博物館で、ジャン=バティスト・ラマルクやジョルジュ・キュヴィエと働き始めた。キュヴィエの推薦で、21歳の時、エジプト遠征に参加した。サヴィニーは無脊椎動物の調査を担当し、イジドール・ジョフロワ・サン=ティレールが脊椎動物の調査を担当した。1802年にフランスへの帰国後、エジプトで集めた、膨大なコレクションの整理と図版の作成を行った。著作には『コウノトリの自然史』("Histoire naturelle et mythologique de l'ibis")などがある。
書名:Description de l'Egypte, ou Recueil des observations et des recherches qui ont ete faites en Egypte..... 著者: 出版社:[Paris, Imprimerie Imperiale] 出版年:1817 言語:フランス語 ページ数: サイズ:約71x53cm 状態:商品説明を御覧ください ◆コメント◆ YAHOO!オークションに複数出品中です。マイ・オークションを御覧ください。 また、ほぼ毎週、珍しい洋古書(挿絵本、日本関連書、医学書、建築書、旅行記、科学書、署名本等)、インテリアにも使える美しい本を海外の相場より割安で出品しております。この分野にご関心がおありでしたら、是非「新着出品のお知らせ登録」にご登録くださいますよう、お願い申し上げます。
激レア/ナポレオン・エジプト誌初版皇帝版
貝類pl.14/極上特注手彩色アラビアゴム上塗り
1817年刊/超大判エレファントフォリオ
◆商品説明◆
『ナポレオン・エジプト誌』
フランス帝室印刷所版初版1809-1822年刊からの断簡です。
リプリントではありません。本物のオリジナルです。
『自然史 (博物) 篇Histoire Naturelle図版集』第2巻(1817年刊)
「軟体動物・貝類」全14葉の内の図版番号第14(pl.14)
左上には「ジュール=セザール・サヴィニーによる動物学・貝類」
サヴィニー(17771851)はエジプト遠征の学術調査団に参加し、無脊椎動物の調査を担当し、執筆・スケッチした動物学者です。
下中央には「Vulselles. Hutres. Cames. Arrosoirs」(ホウオウガイ?、カキ、Cames?、カイロウドウケツ?)
左下には「1805~1812年にスケッチ・版彫」
右下には「Choubardによる版彫」
サイズは「グラン=アトラスあるいはイエス判(Grand-Atlas, Format Jesus)」と呼ばれる約71x53cmのエレファント・フォリオ判です。
この図版のみ「Egypte ancienne et moderne」の透かしが見つかりませんが、同時に出品している貝図譜と同一のコレクションだと思われますので、初版のナポレオン皇帝版で間違いないと思われます。
1492年創業のアルシュ社がエジプト誌のために創製した特製紙です(https://arches-papers.com/ja/%E6%AD%B4%E5%8F%B2/)。縁は化粧断ちされていません。
ただし、wiki commons(https://commons.wikimedia.org/wiki/Histoire_naturelle,_planches,_Tome_premier)やハイデルベルク大学所蔵本(https://digi.ub.uni-heidelberg.de/diglit/jomard1809bd5_2_1/0002/thumbs)などで見られるとおり、貝類の図版はすべて無彩色です。
こちらの図版は、超絶技巧の手彩色で、アラビアゴム上塗りによる光沢まで施されています。
この手彩色が帝室印刷所発行の正規品であることを裏付ける書誌情報は見つかりませんでしたが、現物の彩色の質の高さから、「予約購入者が好みの図版の彩色を特注できたのでは」という以下の推測は正しいと思われます。もしそうだとすると、ほぼ一点物ということになります。
The fact that production took almost twenty years, the work being issued inlivraisons, with the subsequent vagaries of binding, means that each copy differso a certain extent. This is particularly so with reference to the coloured plates. It mayhave been the case that subscribers were allowed to make their own choice pickingplates at random from each section, although the geological plates seem always to becoloured... (Koller Auktionen目録 https://onl.sc/Ahpnsqy pdfファイルです)
貝はすべて実物大です。
特に貝殻の内側の真珠層の彩色は感動的です!!!
コンディションは、左上余白に薄い汚れがある以外は、シミ・ヤケ・水濡れなく、保存が難しい大判の版画としては奇跡の極美品です。
丸めてポスターケースに入れて発送いたします。
ナポレオン率いる遠征軍が、エジプトに侵攻したのは1798年。その時、ナポレオンは、軍隊とは別に、考古学者、博物学者、天文学者、建築家、数学者、画家等総勢150名を越える学術調査団を引き連れ、エジプトの各方面にわたる精密な調査を行わせた。遠征軍はカイロを占領し、一時勝利をおさめたが、フランス艦隊がイギリスのネルソン提督によって壊滅的打撃を受け、遠征軍は封鎖された。ナポレオンのエジプト遠征は失敗におわり、調査団によって集められた数々の収集品は、敗戦の結果アレクサンドリア条約(1801)によりイギリスに引き渡され、現在は大英博物館のエジプト室を飾っている。
しかし、これらの収集品とその記録は調査団によって精密に「控え」が取られており、これを基礎とし、皇帝ナポレオンの勅命を受け、多年の準備期間を経た後、フランス帝室印刷所によって1809年から1822年にかけて大判20巻の図書として刊行された。
『エジプト誌』の図版は、今日でさえ、その再現は困難であると言われている高度な版刻技術と印刷技術に支えられた精密な美装本である。莫大な費用を注ぎ込み、これらの先端技術を結集させた『エジプト誌』の刊行は、壮大な国家的文化事業であった。
ナポレオンのエジプト遠征によりロゼッタ・ストーンが発掘され、この石の碑文解読から近代的「エジプト学」の道が開かれたことはよく知られている。また、『エジプト誌』に掲載された古代エジプトの図像はヨーロッパの美術・建築に影響を与え、「エジプト様式」として用いられた。(専修大学図書館HPより転載)
ジュール=セザール・サヴィニー(Marie Jules Csar Lelorgne de Savigny、1777年4月5日1851年10月5日)はフランスの動物学者である。ナポレオンのエジプト遠征の学術調査団に参加した学者の一人で、1809年の報告書の執筆に参加した。
プロヴァンスに生まれた。16歳で故郷を離れ、セーヌ=エ=マルヌやパリで学んだ。植物学に興味を持ち、パリ自然史博物館で、ジャン=バティスト・ラマルクやジョルジュ・キュヴィエと働き始めた。キュヴィエの推薦で、21歳の時、エジプト遠征に参加した。サヴィニーは無脊椎動物の調査を担当し、イジドール・ジョフロワ・サン=ティレールが脊椎動物の調査を担当した。1802年にフランスへの帰国後、エジプトで集めた、膨大なコレクションの整理と図版の作成を行った。著作には『コウノトリの自然史』("Histoire naturelle et mythologique de l'ibis")などがある。
1817年頃から視力を徐々に失い、しばらく仕事をやめなければならなかった。 1821年に科学アカデミーの会員に選ばれた。
クモの種、Argiope savignyiやガンガゼ科のウニ、Diadema savignyiなどに献名されている。 (wiki)
本のサイズは写真では把握しずらいので、一緒に写している蛍光ペンとの比較においてご判断くださいませ。
当方が出品しております革装本はすべて、内外の図書館で採用されている処方(Brecknel Turner Saddle Soap、Klucel G、Talas Leather Dressing、SC6000等)でメンテナンスされておりますので、特別なお手入れなしでもしばらくご入手時の状態をお楽しみいただけます。
書名:Description de l'Egypte, ou Recueil des observations et des recherches qui ont ete faites en Egypte.....
著者:
出版社:[Paris, Imprimerie Imperiale]
出版年:1817
言語:フランス語
ページ数:
サイズ:約71x53cm
状態:商品説明を御覧ください
◆コメント◆
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また、ほぼ毎週、珍しい洋古書(挿絵本、日本関連書、医学書、建築書、旅行記、科学書、署名本等)、インテリアにも使える美しい本を海外の相場より割安で出品しております。この分野にご関心がおありでしたら、是非「新着出品のお知らせ登録」にご登録くださいますよう、お願い申し上げます。
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